プロトタイプの進め方について最近思う事。

ルアーを試作してテストを重ね製品にする。

当たり前の事ですが、ここ最近はどういった風に進めているのか書いていこうと思います。

 

 

最初の試作は、大体「こんなルアーが欲しい。」と思う所から。それが釣りをしている時だったり、既存のルアーに影響されたり、前々からこう思ってたんだよね、こういうのが欲しいと言われたり、様々です。じゃあ作ってみるか!と実際に取り掛かると、いつもあるのが「早く完成したのを見たい。」です。自分の頭の中にあるものが現物として見たくてたまらない状態になります。それでどんどん進めます。

 

で試作が出来ると「思っていたより〜だな。」とちょいと冷静になります。そしてキャストしてアクションさせるともっと冷静になります。「このルアーはこのあたりが難しそう。こういうアクションの方が良いんじゃないか?」そのまま実際に釣りに使えたり、修正したりと色んなパターンがあります。

 

 

そんな感じで進める中で、最近変わったのが「複数のプロトで進めていく」という事。以前は一つ一つプロトを進めていました。ですがルアーって状況が合わないと釣れないです、当たり前ですが。シャッドを持っていっても予想外の濁りと風でクランクベイトが有効だったり、トラウトでシンキングミノーを持っていっても、渇水でフローティングが有効だったり、真夏の減水と暑さでディープクランクが効かなかったり。毎日釣りに行けるのであれば関係ないですが、製作スケジュールや勿論仕事の関係があるので、その時の流れに合わせていく必要があります。なので複数のプロトを持っておいて、状況に合わせて使っていく感じです。その方が釣行が無駄にならないし、良い感じに釣れたりします。どのプロトが上手くいくかは自然と魚次第って感じですね。以前は「何とかしてこれを進めないと」みたいな状態。なんでも無理やりやって上手くいかないんですよね。そういう時は客観的にルアーを見れていなかったりで良くないです。

 

 

 

上からオカッパリでのシャッドを考えて作ったもの。春のバス狙いで使用してましたが、エリアトラウトでの釣果報告を貰いました。

 

エリアトラウトでリクエストをもらった潜るシャッド。昨年渇水時期には出番が無かったですが、ここ最近釣果が伸びて、製品化かな?

 

渓流やリヴァスポット早戸での使用を考えた桧製シンキングミノー。昨年12月に良い釣果があり、先週リヴァスポット早戸で74センチのニジマス捕獲。渓流でのテストも進めたい。

 

 

 

 

 

上から操作系フラットサイド。動きは良い感じですが、釣行スケジュール的に出番なし。アフターの時期から出番増えそう。

 

昨年それなりに釣れていたディープクランク。形状を変更予定。今年また使い込んでみたい。

 

シダーウッド製フラットサイド。2年前にとりあえず釣れる印象があったもの。今年改めて使用してみる。

 

 

画像はそれぞれ一つしかないですが、それ以外に形状や素材、リップ形状など複数違うものがあります。こうしてみると色々やってますね。今年どれが良い感じで進むのか楽しみです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です