今朝はギル神田店様に納品するルアーの塗装準備をしていました。
ザラスプークのリペイントを2つですが用意。手間の掛かる処理をしていました。
そんな製品の準備の合間(本当か?)にプロトのバイブレーションを進めています。一応製品化を目指している中で検討材料が色々とあります。
その一つにペイントアイでいいのかな?です。
ペイントアイだとクランクベイトの雰囲気が出るので、それがバイブレーションとマッチするのか?やってみた感じは、まぁまぁですかね。クランクベイトの丸っこい感じとペイントアイで出来る雰囲気はとても可愛い。ですがバイブレーションだと? またリアルフェイスにするとカッコ良くなるのは当然なのですが、ぶつけた際のアルミの剥がれが気になります。リップがないのでリスクが高いんですよね。こういった事は深く考えずに、試作とトライで答えが出ると思っています。そう思うならリアルフェイスも作ってみて実釣してみる。そうしていると答えが出るもんです。 そういう細かい所の正解の出し方を今まで数多く作ってきて学びました。
カラーリングは視認性の高いオレンジを選択。動きは勿論、着水してからの沈み具合、巻き始めてからの浮き上がり具合などなど確認事項があるからです。イエローでも蛍光グリーン、ピンクでもいいけど一般的ではないオレンジで試すのはこういう機会しかないので、(製品になっちゃうとギルカラーとか使いたくなっちゃいます。)そうしています。
サイズは前回作ったものより少し小さくしています。自分から見て使いやすいサイズですね。ルアーテストをしていく中で、魚が釣れる環境というのはとても大事だと感じています。中々釣れないと「レンジを変えてみよう。」「アクションをもう少し・・・」「リップやボディを変えればもっと利点が・・・。」といったように無駄な改良をしてしまいます。それが去年のディープクランクのテストでした。高滝湖にてディープクランクが有効な時期や年があったので、進めていたのですが釣れても単発というのが昨年の傾向だったと思います。1日やって30センチが1本・・・40センチが釣れたこともありましたが、中々どうしてルアーの性能を判断するのが難しかったです。それに比べて今年は野池でも渓流でも「陽炎シャッド50DR」が、野池や高滝、長門将監で「ノーカバーフラット」がどんどん釣果を伸ばしていました。時期があっていた事もあると思いますが、「釣れる時に釣って、試して煮詰める。」というのがいかに大切か、経験出来ました。単に綺麗なルアーを作れる事が、優秀なルアービルダーではないと感じました。そういった所から考えると関東でビッグベイトの開発を進めるのは難しいなというのが現状の印象です。ですがこれから考えが変わっていく事もあるかと思います。
そういった事からサイズ感を調整しました。今朝無理して塗装したので、明日の朝にはテスト出来ます。楽しみですね。