この道を行けばどうなるものか

作るのにとても時間の掛かるリペイントルアー。今月のを進めています。

作り方の難しさは以前に色々書きましたが、何となく楽しんでやれています。初めて作るものは特にそうで、「あー、こうするとこうなっちゃうから・・・やり直しだな。。。」みたいに進める事は日常茶飯事です。これは自分の木材を使ったルアーでもそうですね。失敗したり、もうひと手間必要だったり、それが大変だなと感じる事も多かったですが、もう慣れちゃいました。「やり直すしかないじゃん。」とか「めんどくさいけど、もう一つ二つ工程を増やすか。」と直ぐに思えるようになりました。というか本当に、本当にそうするしかないわけです。考えている時間とか嫌だなーとか言っている時間が勿体ないので、直ぐに作業に取り掛かります。少し大人になった気がしてます。

 

ルアーを作り始めて5年くらいかな?それぐらいの時に「急いで作るとどうしても失敗する」事がありました。塗装がズレたり、コーティングするのにルアーを反対向きにするのを忘れたり。「やっぱり慎重に落ち着いてやらないといけないんだな・・・。」と思いつつも、どうしても今日のうちにここまで進めたい、今日中にトップコートを終わらせて明日は~をしたい、と強引に急いで急いで作っていると徐々に失敗しなくなるもんです。これはとても意外でした。無理にやっても人間成長出来るもんです。

 

 

 

 

 

リペイントルアーに話を戻すと、今回のリペイントルアーはニュージーランドアワビを使ったものが多いです。というのも

 

 

やはりこの雰囲気が自分らしいのかな?と思うからです。

色んな仕上げ方をしてきて、振り返ってみるとこの威圧感のある雰囲気は独特だなと思います。ウッドベイトのように本物を再現するわけでもなく、ただリアルに作るわけでもなく、ウッド製クランクベイトのように可愛いわけでもなく、ハンドメイドトップウォーターの3Dグラスアイでもなく、、、どれにも属さないと思います。その雰囲気に一役買っているのが、怪しい模様のあるニュージーランドアワビ、最近そう思います。

 

昨日は「アイントリガー60」もそういう顔つきにしようかな?と思いました。かっこよくなるかな?今の見た目も試行錯誤して煮詰めたつもりですが・・・。そんなことを考えているとトマトも目を変えてみようかな?と思います。どうかな?。とりあえず試作ですね。

 

ルアーの見た目を被らないようにするのって、とても難しいと思います。ルアー作りをある程度続けるとぶつかる壁です。今になってその壁を完全に壊せそうです。(とか言って出来ないかもしれない。)

考えなくていいと思います、夢中になってやって振り返ると道が出来ている感じで良いと思います。アントニオ猪木もそんなこと言ってました。

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