昨日はルアーの台紙の印刷、ウェブショップの記載間違いがないか？の確認作業などをしていました。最近忙しくてグロッキーだったので、作業が終わった後はゴロゴロして休んでいました。
それでも午後には色々とやらないといけない事が出てくるもので、作業部屋の掃除、エアブラシや機械類のメンテナンス、ウレタンの発注などをしていました。結局いつも何かしている感じです。
プロトタイプといって気になって色々と作ったりしてきましたが、もう数がかなり多いので新しくプロトを作るのは暫くやめようと思いました。また販売をしたルアーでも少し改良したいなと思っているものもあるので、そういったものを大事にする意味でも新しく開発するのはやめようと昨日思いました。ラーメン屋が色んなメニューを出すのもいいけど、既存のメニューをよりいい状態で作り、味を保っていく努力をする・・・みたいな感じでしょうか？
それに関係するところでいうとボディの切削について。
私は機械を使ってバルサや杉、松、アガチスなどを加工しています。これはもう5年ほどやっていますが、機械といえど単純ではなくまだまだ気が付く事があります。木材加工は奥深いもので、シンプルな所をあげると木材によって加工条件が変わります。軽い木は速いスピードで加工出来ますが、硬い木ではやはり遅くなります。加えて気の特性で「割れ」が発生しやすいものがあります。これは一度作った事のある人や大工さんはご存じだと思います。そういった事を考えて、ルアーごとに加工条件を変えていきます。最近思うのは同じように加工しているつもりが、やはり微妙な違いがあるという事です。機械で制御して均一に削りだしているはずが、微妙な誤差が生じる・・・。具体的にいうと比重0.1と0.15のバルサでも加工条件を微妙に変えないとその誤差を少なく出来ないと思っています。木材のしなりというか弾力みたいなものが影響しているように感じていて、機械が同じように動いても誤差が出てくるように思っています。なのでそのあたりの検証をしていきたいです。ラーメンが気温や湿度によってスープを調節するのと似ていると思います。時間が経つと酸化して味が変わってくる・・・家系総本山の吉村屋は開店時間に合わせて良い状態になるように作ってあるとか・・・ラーメン屋でバイトをしていた自分は酸化したスープの味見をさせてもらった事があります・・・・・何の話をしているんでしょうか？
まぁ一通り作業が終わると頭の中が整理されて、こんなことを書いたりするわけです。ラーメンと似ているところあるなぁ、と思ったりするわけです。見えない所でいろいろやって少しでもレベルアップ出来るようにしています。
