またプロトのディープクランクを弄っていました。
投げてみて何となく違和感を感じるんだけど、それを全て感じ取るのは意外と難しくて、不器用な自分は一つ一つ、です。
今回感じたのはリップの重さ。ラインを結んでティップの先に吊るしていて何となくいつも作るルアーと違う、ただ巻きした時の感触もなんか違う。「リップ重くないか?」と測ってみる事にしました。
リップがデカイくて厚い事もあって
サーフェスクランクの「ハバネロ52」と比べるとこんなに違う。約6倍ですか。こうなると確かに今までの感覚で作っても上手くいかない。と、とりあえず頭の中に入れておいて。
一つ気になっていたウエイトを重くすれば姿勢を崩さずに飛ぶのか?
リップを小さくすればいいか?
実験してみました。
結果的にはどちらも少し良くなった程度。今までよりは確かに姿勢を崩しにくいんだけど、投げ方によってはやはりグルグル回転してしまう。ここで感じたのは「飛距離が出る。」ではなくて、「飛行姿勢の安定」を目指すべき。ぶん投げて長い距離を稼いで潜らせるではなく、安定した飛行姿勢でキッチリ良い飛距離を出して潜らせるが正解。というかブリッツEXDRを投げてみるとそれを痛感します、かなり優秀。
その為に今使っている比重の高いホウノキではなくて、バルサにしてウエイトの比率を増やして飛行姿勢安定させようかと思ったのですが、
AGフラット60の試作段階の経験から、「絶対的に比重が高い方が飛距離が出る。」ので、それは多分違う。
そうなるとやはりリップが重いのが気になる。市販のプラ製のディープクランクのリップの重さが気になって、切って測ってやろうかと思いましたが、なんか気が引けるのでやめました。
よくよく考えるとめっちゃ前傾姿勢。リップが重くてウエイトが前だから。
という事でウエイトの位置を変更。浮き姿勢も調整出来ました。
で、投げてみたのですが以前より良いんだけど、やっぱり回転する時がある。ウエイト位置をここまで変えたのでスーッと気持ちよく飛ぶ時もあるけど、まだ、、、。
という事でまたやってみました。
リップの角度も水平に近づけてみたのですが、また少し良いかな?ぐらいです。ここまでやると流石に「この方向性じゃない」事が分かる。
んー、たぶんボディ形状ですね。前がここまで下に長いとバランスを崩しやすいんでしょう。ダメな事を散々やってきたので、感覚的に思いました。
ですがアクションに関しては割と普通に動いてくれます。厚みがあって重い基盤リップに比重の高いホウノキのボディには、ウエイトの位置がここまで後ろでもバランスが取れる、収穫です。ボディを削り出す所からまたスタートなので少し時間が必要ですが、楽しみですね。また直ぐに作り出そうと思います。