フラット(仮)の開発動機について。

今回はまだ名前の決まっていないフラット(仮)の事について書いていきます。

 

元々の始まりは「トラウト系ルアーでリペイントしたい。」と思ったのがキッカケでした。ですが全然思いつかなく、古い記憶からフラットフィッシュに決めました。

 

それでこれを作りました。

それなりの厚みが出たせいで、動きがややもったりするような感じでしたが、実際に使ってみると魚の反応が良く驚きました。

よくよく調べてみるとオールドはウッド製のものもあるようで、個人的に欲しいと思ったところで自分で作ることにしました。

 

 

ボディとリップが一体となったルアーの動きは、強すぎなくて好きです。リップ付きルアーの波動が嫌いな魚が釣りやすいだろうとで好印象でした。当時クランクベイトしか作れなかった自分が六度九分のマーマーに憧れたのと重なりました。

 

そんな事もあり過去にACプラグを買い漁っていました。

 

 

加工技術が高まり、杉を思い通りの形にする事ができた事もあり、このルアーも作れる事になりました。というのもバルサで作ったら、ウエイトを入れたとしても飛ばないでしょう。

 

 

テストではエゾマツ、ホウ、アガチスと釣り比べて圧倒的にアガチスに反応が良かったです。アガチスの中でも比重の高いものを測ってから仕入れて加工しています。約7gのノーウエイトのボディは規則的な中に不規則さのあるアクションをし、魚が不思議そうにチェイスしてくるのがとても印象的です。不規則さにバイトトリガーがあり、急激にスイッチが入ってバイトしてくる事が何度もありました。

 

 

普段からリヴァスポット早戸にて燕や陽炎シャッドといったある程度の練度が必要なルアーが多かった中で、「ゆっくりただ巻き」で威力を感じられるこのルアーを作れたのは良かったと思います。ただ自分が小さいサイズに興味ないので45以上を狙ったらようなサイズ感に設定しました。

 

 

 

また殆どやる人いないと思いますが、芦ノ湖でやってキャロライナリグでも普通に活躍してくれました。

 

 

 

今回少量の生産になりますが、作る過程で注意しないといけない事があり、あまり多く作れませんでした。が、気にかけていただければと思います。

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