先日ルアーを作っている際に、「あれ?これって、、、。」と思い立って、セルロースセメントでトップコートをしてみました。
目の所が少し色流れ
その他は大丈夫でした。
一般的に木材を使用したルアーは下地をセルロースセメントで作り、塗装をしてウレタンでコーティングするものです。綺麗に仕上がります。
ですが、作り続けていくとセルロースセメントでトップコートが出来ないか?ウレタンじゃなくて、エポキシを使おう。レジンコーティングを使うなどなど、個人個人作り方が変わるものです。
私も10年ほど前に「強度を出して欲しい」と言われた事がきっかけで、かなり研究しました。その時は水性塗料を使い、トップコートはセルロースをザラザラするように濃く吹いてから、段々艶が出るように吹く。というものでした。
それから色んなカラーを作る中でどうしても色が薄く飛んでしまったり、流れたりするので、リアル系のような繊細なカラーが作れなくウレタンに戻しました。
セルロースセメントは個人的な表現だと粘りのある感じ。ウレタンはガラスのよう、カツーンと岩などに当てるとパキーンと割れるイメージ。10年ほど前に両者を階段に向けてキャストして割れ方を見る、なんてブログ記事を書きました(そのブログはもう消えてしまいましたが)
これはお試しで今日やったもの。
20回ほどぶつけました。
コンクリの壁にカツーン、道路をスキッピング、強すぎないようにぶつける、などなど。ボディ真ん中は割れていますが、これは塗装部分が割れています。やはりセルロースセメントは強い。
今回はとりあえず的にやりましたが、また改めてやってみようかな?と思います。改善点が見えてきたので。
(燕40S エゾ松ver)
またセルロのトップコートをやり出したのは急に思いついたのともう一つ、やはり「強度が欲しい」という方がいるからです。
いつも自分のルアーを使ってくれている伊丹さんが、現在テスト中の陽炎フラット45S(仮)の強度がお気に入りなのです。。「小さいルアーでシンキングだから比重の高いアガチスでいいか」くらいにしか考えていなかったんですけどね。
そんな事もあって燕40Sもエゾ松やアガチスで試作。
ボディが丈夫で塗装も丈夫になると良いなと実験してるのです。多分出来るはず、、、なんですけどね。
詳細は書けないかもですが、進展があったらまた書こうと思います。
PS 先日は雪の中ありがとうございました。
陽炎シャッド60(夜光貝ヤマメ)