ハンドメイドルアーは一期一会

 

先日のイベントで少量販売、売り切れになったプチハバネロを作っています。

 

以前にも話しましたが、木材は一期一会。重さが違ってくるので其々に合った仕様に仕上げていきます。

 

今回仕入れたバルサはプチハバネロの規定通りの10mmなのですが、実際に測ると9.80mmだったりします。

その辺りも測って仕入れないといけないですが、そういったものにはまた対応して作っています。

シンプルに薄くなってしまうので、貼り合わせる前に1mmのバルサを挟んで削って調節したり。貝シートを貼る仕様にしたりなど、木材を無駄にしないように、むしろその特徴を活かしてあげます。

 

 

いつも思うのは人間と同じで一人一人に合ったものがあります。みんなが4番バッターではありません。

 

そんな事もあって木製のルアーでトーナメントルアーを目指すのは、とても難しい事だと感じています。

 

私がトマトやライチなどを作っていた15年前にはアメリカの木製クランクベイトが入ってきてトーナメントシーンでの活躍を聞いたり。江戸物の爆がFLWツアーで使用され準優勝。クランクベイトを作る人はみんなそこを向いていた気がします。

私はとても考えている時期があって、悩んで、噛み砕いて自分なりの道筋を探していました。

 

そんな道を歩いて、一つ生まれたのがブラックトマトルアーズでもあります。

 

リアルを昇華させたデザイン、、、木製のハンドメイドルアーの雰囲気を高めていった事でこうなりました。

 

私が大学生の時にハンドメイドルアーを買った時の喜び、プラ製や発泡樹脂にはないと感じたオーラ。その感情は時が過ぎても変わらずに私の中に残っています。また新しい世代にそれを感じて欲しいと思う事もあります。

 

 

先月は過密な日程で、荒さが出る事もあったので、今月はそういった事を大事にして作っていければと思います。

 

 

 

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です