前回の販売の時に塗装に拘った事から、それが基準になってしまいました。あの時は何度も試作をしていました。おかげで塗装のレベルが急に上がった気がします。やはりある程度大変な環境や課題ってのが人を成長させるのかな、と思います。
今回のルアーの塗装についてこの辺りが、拘った所だというのをちょいと書きたいと思います。あーだこーだ言うとうるさいので少しだけ。
画像上のブルーシャッドインパクトのような塗装でシルバーのウロコを出すものは、サンディングして直ぐに塗装ではなく、ある処理をしています。表面が綺麗になるように一手間加えるわけです。
それをやらないとサンディング後がどうしても残りやすいのです。
ブルーギル。
昔はこのような生き物らしい何とも言えないカラーを作る事が出来ませんでした。色を何色か重ねる事を覚えてから徐々に分かるようになりました。不器用でも色々チャレンジしていれば出来るようになるもんですね。
ベリーはホワイト、なのですが。本物の魚を見ると綺麗にホワイトでは無いですよね。トラウト系だと淡く黄色くなっていたり、ギルなんかだと細かーい黒い粒みたいなのがあったり。
なのでこのカラーはホワイトを吹いた綺麗な状態から、ブラックをちょいと吹いてみてトーンを少し暗く、本物っぽさを出してみました。
ワカサギカラーは特に燕130の背中の鱗模様が良いです。ブラウンにするにあたりどの塗料が合うのか色々試しました。もうこれはやるしかないですからね、考えて分かるものではないのです。
本物に寄せていくカラーも良いですが、オリジナルなカラーも良いと思います。ダークな雰囲気のある「レッドテール」今回から燕130は頭を細く目を小さくしたのもあって、より一層迫力のあるフィニッシュになりました。
などなど他にも拘った点や色々と覚えた塗装方法があるのですが、この辺にしておきます。また実物見ると印象が変わると思います。
PS 以前にハバネロ52にスナップが付けにくいとご意見を頂いたので、
アイを長くしました。ハバネロ52はスイムテストの必要がないくらい組み上がった時点で、動きがまとまっているのでアクションへの影響も無しです。