length:50mm weight:9g. Range 2.0m Type floating シダーウッド製
このルアーは元々シャローのフラットサイドクランクでした。
レンタルボートで釣りをしている際の友人の一言がキッカケでした。ですがフラットサイドといっても、とても多くあって、個人でバルサを削って作っている人もとても多いです。そんな中で他とは違ったもの、、、を作りたいと話しました。
重心移動を入れようかなんて話も出ましたが、結果的には杉を使ったフラットサイドを作る事にしました。バルサの欠点の投げにくさをクリア出来るし、今現在日本では杉をマテリアルとして作っているフラットサイドは殆どないと思いました。
そうなると自分が作る意味があるなと早速プロトを削り出しました。
初めて使う杉はバルサとは違ったセッティング、、、ウエイトの位置や大きさを勉強しながら試作を繰り返しました。
(最初はまるで動かず、ウエイトを試行錯誤)
(見た目はバルサと変わらないですが、新しい素材は一つ一つがとても楽しみでした。)
そんな中バランスの整った3タイプが完成。
テストで釣果を重ね、それぞれの反応を見ていきました。
(シーバス)
反応の良い動きが把握出来たのですが、ここで一つ悩みが。「大型が釣れていない」
関東で今のご時世(2023年)中々簡単ではないですが、一つ考える点でした。
1年前の将監、長門川の大会では中々バスの反応がなく、「巻くよりもトゥイッチで見せて?焦らして?やるとカバーの切れ目でようやく食ってくる」状況でした。
杉で作ったフラットサイドはボディがバルサよりも重い為、ウエイトが軽くなる→トゥイッチやジャークで平打ち、首振りしやすくなる。という特徴があったので、シャローランナーは一旦置いといて、トゥイッチで使いやすいように仕様を変更しました。
そうすると、場所は違えど近所の池でもバイトが多くなりました。
ここでより使いやすさやバスの反応を見る為、試作を重ね
最終的にジャスト50が釣れて製品化となりました。
名前は分かりやすく「トゥイッチンフラット50」
トゥイッチして使うフラットサイドですよ、という事です。
トゥイッチして使うのは勿論ですが、カバーの回避が得意なので、カバーにピッチングしてちょんちょん、枝を交わしてきて回収。カバーで使えるジャークベイトな感じ。ジャークベイトよりもトゥイッチした際の移動距離が短いので、ネチネチ誘う事が出来ます。それ故にテンポは遅くなります。
時期や状況に合わせてウエイトチューンをすると効果的です。ノーマルで水面付近で使ったり、ウエイトを付けてスローフローティングで晩秋のシャローに残るバスに合わせるなど。
8月の高滝湖にて
連日の猛暑で表面水温30℃、中々水面に出る状況ではない中でインレットでネチネチ誘うとショートバイトでした。
狭い範囲でフィネスに使う感じでした。
10月の野池にて
どうしても釣りの速度が遅くなってしまう操作系のクランクベイトですが、野池のような小規模フィールドであれば苦になりません。
ウッドカバーに投げて2、3回トゥイッチでバイトしました。