スモーキン
機械での切削が実現している今日この頃ですが、それを活かして作ってみたいルアーがあります。
まぁ、普通にクランクベイトなんですけど、比重の高い杉などを使ったクランクベイトを作ってみたいんです。
理由としてはこのルアー
ライチという約7gの大きさのシャロークランク
今までバルサで作っていましたが、どうしても投げにくいのでバルサよりも比重の高い素材で作ってみたらどうか?かなり興味があります。
バルサ以外の木材でラウンドクランクってのはあまり聞いた事がないですね。何でだろ?もしかしてあまり良くないのかな?
自分のルアーは素材を生かしたいので、バルサの軽さを活かしたハイピッチな動きが多いです。
では軽くない木材を使ったクランクベイト(ルアー)の特徴はどんな所なんでしょうか?
昔利根川で釣りをした際に、ボートに同船していた人が愛用してたのが、このルアーでした。
シャロースモーキンシャッド
今は手に入りにくいらしいですね。昔流行ったアメリカの杉で出来たフラットサイドクランク。
で、肝心なのは「手に入りにくい」とか「アメリカのフラットサイド」とかでは無く、比重の高い杉で出来ているという事。
利根川の水中堤防にあるゴロタを攻める際にこのルアーはスタックしないんです。
杉製で薄くないプラ製のリップを使用しているのでピッチが早くなく、ストラクチャーにコンタクトした際にバランスを崩してストラクチャーから離れるようにして回避するからだと思います。適度にバランスを崩してくれるっていうのかな。
バルサの基板リップのクランクはコンタクトした時にストラクチャーから離れないのが特徴なフルコンタクト系(昔そんな言葉がありました)それが良いシチュエーションも多いですが、複雑なゴロタでは何処かで・・・スタックしてしまうんです。
巷ではハイピッチなクランクが優秀の一点張りだったと思います。自分もそうでした。でも現場で起こっている事が常に真実だなぁと思います。その時に作っていれば良かったけど、頭の柔軟性も加工技術もありませんでしたね。
今は切削を行える機械を使えるようになったので、杉製のルアーを作る事にかなり興味があります。投げやすかったり、ストラクチャーの回避だったり・・・また新しい世界が見れそうです。
PS
スモーキンシャッドはリップにアイが付いていたのも良かったのかな???
